ハリル

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(62)が、Jリーグを代表する選手たちに強烈な“改善要求3か条”を突きつけた。千葉県内で行われた1泊2日の 日本代表候補合宿は13日、終了。国内組28人を集めた弾丸合宿で、スピードの不足などJリーグの選手に欠けている部分を強く要求。6月に始まるロシアW 杯アジア2次予選に向け、さらなるレベルアップを求めた。

 熱望した短期合宿のラスト、ハリルホジッチ監督は選手を集めて「メルシー(ありがとう)!」と大声で感謝を伝えた。そしてDF槙野を中心に円陣を組み、和気あいあいとした空気の中で打ち上げた。指揮官は最後は満足そうに手をたたいたが、内実はダメ出しを連発していた。

 (1)スピード不足
 12日夜に行われたミーティングで「悪く思わないでくれ。より良くなるために見せるのだから」と切り出し、6日に行われた欧州CL準決勝第1戦のバルセ ロナ―バイエルン戦(バルセロナが3―0で勝利)の映像を使用。前線から3、4人が一気に連動し、スピードあふれる守備を行う場面に触れ「Jリーグは遅 い。これぐらいをスタンダードにしていかないと」と強調した。DF森重は「(自分たちは)どれだけスピードが遅いのか。速くしないとダメだと感じた」と真 摯(しんし)に受け止めた。

 (2)体脂肪率の改善
 前回の合宿に続いて体脂肪率を測定。12%以上の選手を「改善しないと代表には呼ばないぞ!」と脅した。前回測定で14・1%と高い数字を記録したFW宇佐美は「もっともっと(改善)できると思います」と肉体改造中であることを強調した。

 (3)基本の徹底
 午後は守備陣が3人1組になり、DFが1人のFW役の後ろから飛び出し、パスをインターセプトする基本の動きに取り組んだ。シュート練習でも、ポスト役 のパスがずれるとプレーを止めて厳しくやり直しを要求。MF今野は「今まではやっているつもりでも、一つ一つ意識の低さがあったのかもしれない」と振り返った。

 そんな指揮官のスタイルに、初招集のFW大久保は「日本人は自分で考えろと言われるとできないけど、言われたことはできる。要求してくれるハリルのやり方は日本人に合う」とうなずいた。選手にとっては耳の痛い話ばかりだが、日本のレベルアップに向けて指揮官の熱い思いが注入された。(金川 誉)

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宇佐美

宇佐美“ハリルのささやき”に感謝「ありがたい話してもらった」

 宇佐美は、「ハリルのささやき」に感謝した。練習の最初と最後にハリルホジッチ監督と直接対話。「プレー面や普段の生活も含め、ありがたい話をしてもらった」と語った。

 指揮官はシュート練習の際にも足の使い方などをアドバイス。来月のW杯予選に向け「メンバーに入れるように試合でアピールしたい」と成長を誓った。一方で前回合宿で“ダメ出し”された体脂肪率は、チームメート数人とともに目標の12%未満をクリアできなかったもよう。「もっともっとできると思う」と改善を約束した。

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