香川

 ブンデスリーガ第32節が9日に行われ、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントと、FW原口元気とMF細貝萌の所属するヘルタ・ベルリンが対戦した。香川と原口が先発出場。細貝は10試合連続でベンチ外となった。

 今シーズンのリーグ戦も、今節を入れて残り3試合。勝ち点「40」で9位につけるドルトムントに対して、ヘルタ・ベルリンは勝ち点「34」で13位につ けている。ドルトムントは、来シーズンのヨーロッパリーグ出場権が得られる6位のアウクスブルクとは勝ち点差が「3」。一方のヘルタ・ベルリンは、降格圏 内の17位につけるハノーファーとは勝ち点差が「4」となっている。

動画を見る

 開始9分、ホームのドルトムントが先制に成功する。左CKからヘンリク・ムヒタリアンのボールに、ニアサイドでフリーとなったネヴェン・スボティッチが頭で叩き込んで、ゴールネットを揺らした。

 14分にドルトムントは、右サイドからのグラウンダーのクロスをエリア内右の相手DFにカットされるが、そばにいたムヒタリアンがこぼれ球を拾い、右足 を振り抜く。だがシュートはわずかに枠の左に外れた。その後は、ドルトムントが攻勢に出るも、ヘルタの守備が落ち着きを見せて、試合は拮抗する。

 25分にドルトムントは、ムヒタリアンからのロングボールに、ピエール・エメリク・オーバメヤンが抜け出すも、GKトーマス・クラフトが飛び出してクリ ア。一方のヘルタは38分、右サイドのペテル・ペカリークからのクロスを、ドルトムントDFマッツ・フンメルスがカット。そのこぼれ球を拾ったヴァレン ティン・シュトッカーがエリア内中央でシュートを放つが、枠をとらえられなかった。前半はドルトムントが1点リードで折り返す。

 後半に入って47分、ムヒタリアンからパスを受けたエリック・ドゥルムが、エリア内右で左足を振り抜くと、シュートはゴール左隅を突きサイドネットを揺 らした。ドルトムントが幸先良く追加点を獲得。49分には、イルカイ・ギュンドアンがエリア手前中央でこぼれ球を拾うと、そのままシュートを放つが枠をと らえられない。62分、香川が自ら持ち上がり、エリア手前中央で右足を振り抜くが、シュートは枠を大きく外れた。

 70分には、チーロ・インモービレのパスからエリア内右に抜けだした香川が折り返しを入れるが、わずかに味方には合わない。ヘルタは74分、右CKのこぼ れ球をエリア内左で拾った原口が、シュートを放つも、DFに当たり枠には飛ばなかった。ドルトムントは83分、ケヴィン・カンプルからのパスをゴール前で 受けた香川が、反転からシュートを放つが、クラフトに阻まれた。

 84分、ヘルタは原口を下げてロニーを投入。ドルトムントは香川に代えてスヴェン・ベンダーをピッチに送り出した。ヘルタは88分、右サイドからのクロスにファーサイドでサンドロ・ヴァーグナーが飛び込み、頭で合わせるが枠はとらえられなかった。

 試合はこのまま終了。ドルトムントがホームでヘルタに2-0の勝利を収めた。ドルトムントは来シーズンのヨーロッパリーグ出場権獲得に一歩前進。ヘルタはシーズン終盤に痛い3連敗となった。

 ドルトムントは次節、16日にアウェーでヴォルフスブルクと対戦。ヘルタ・ベルリンは同日に、日本代表のMF長谷部誠とMF乾貴士が所属するフランクフルトをホームに迎える。

【スコア】
ドルトムント 2-0 ヘルタ・ベルリン

【得点者】
1-0 9分 ネヴェン・スボティッチ(ドルトムント)
2-0 27分 エリック・ドゥルム(ドルトムント)

全文を読む



香川

独紙評価:好機を生かせなかった香川は低めの採点

9日に行われたブンデスリーガ第32節で、ボルシア・ドルトムントはホームにヘルタ・ベルリンをホームに迎え、2-0の勝利を収めた。85分までプレーしたMF香川真司に対するドイツメディアの評価は厳しめだった。

『ビルト』は、得点を決めたDFネヴェン・スボティッチやエリック・ドゥルム、2アシストのMFヘンリク・ムヒタリャンを「2」と高く評価した一方で、香川にはほかの大半のチームメート同じ「3」を付けている。

だが、地元メディアは前節に続いて、厳しい見方だった。

『ルールナハリヒテン』は、チーム最低タイとなる「4」の評価。寸評は以下のとおりだ。

「日本人選手はボールを扱うにあたって、2、3回問題が出てしまっている。スペースが狭いベルリンのディフェンスラインの間では、何度かプレーがうまくいかない場面が見られた。彼のために用意されたような試合だったが、全体的にインパクトが小さすぎた」

『レヴィアシュポルト』でも「4」と低めだった。チャンスを外したシーンなどが低評価につながったようだ。

「熱心に創造的なビルドアップをしようとした、非常に精力的な立ち上がりを迎えた。しかし、その後は目立たなくなり、継続的な仕事を見せず。1時間経過したところで、自らシュートを試みたが、うまくミートせずボールは枠を大きく越えた。83分にはチーム3点目を決めるべきだったが、至近距離のシュートは(ヘルタGKトーマス・)クラフトに阻止されている」

『WAZ』も同じく香川のパフォーマンスに「4」を付けた。守備面の貢献に一定の評価を下したが、攻撃で結果を残せなかったため採点は伸びなかったようだ。

「ハーフタイム直前、(ヘルタDFファビアン・)ルステンベルガーに力強いプレスをかけて相手のカウンターを阻止したため、彼はクロップ監督を一瞬興奮させている。しかし、彼の攻撃面での努力のほとんどは、カウンターの際にボールを持ちすぎ、自らのフィニッシュを強いられながらシュートを枠の上を大きく外した62分の場面のようだった。彼の最大のチャンスは終盤(83分)、相手ゴール前、 完全にフリーの状態でシュートをGKに当てた場面だ」

(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

全文を読む